ノートPCと『マッハドライブ』
気がつけば、使用マシン中4台がSSDという状況になってきました。そのうち工人舎のPAはメインメモリが512MBしかないので話のほかなのですが、その他はみな4GB以上のメインメモリを積んでいます。画像や動画の編集を行うことがあるので、メインメモリは多いに越したことありませんが、メモリ不足が常に起こるわけでもなく、その際のキャッシュもSSDに展開する状況になってきているわけで、メインメモリの量に以前ほどこだわらなくても良い状況になってきていると言えるでしょう。
だとすれば、ピーク時の能力よりも普段の快適さを追求したくなるものです。その解決策のひとつが先の日誌でも取り上げたIOデータの『マッハドライブ』なわけで、メインメモリを少し消費するものの、満足のいく快適性が得られるので満足しています。というわけで『Let'snote R9』にも入れたい気がするわけです。
ただ、その仕組みは、SSDへの書き込みをメインメモリにキャッシュして1秒後(標準設定の場合)にSSDへまとめて書き込むことで、断続的にアクセスすることで起こるSSDのプチフリと劣化を抑えようというものなわけです。ところが、問題が起こるだろう動作がひとつ思い浮かびます。それは、パソコンの『休止』設定です。
『休止』は、メインメモリの状態を外部記憶(ハードディスクとかSSD)に退避することで、休止前の作業状態を後で再現する機能なわけですが、メインメモリを退避するのに、それを『マッハドライブ』がキャッシュするわけです、しかし、電源は落とされてしまうので、『マッハドライブ』がSSDに内容を書き込む前に内容は消えてしまう・・・
ということが起こりそうで、うまくいかない気がします。スリープの場合はメモリは通電されたままなので大丈夫そうですけれども、ノートPCで『休止』を利用するような使い方をしている場合は、『マッハドライブ』の導入は要注意だろうと思います。
というわけで、『Let'snote R9』導入はやめておくことにします。
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