Let's note AX2 雑感
これまで散々、Lets's note Jの11インチ液晶版が出て欲しいと日誌に書いてきたので、パナソニックからLet's note AX2が発表されたことについてコメントを述べる義務があるような気がします。
のっけから歓喜とは違うノリなわけなことから察してもらえるとおり、とても残念な気分です。11インチを搭載するので、Jより幅が大きくなるだろうとは避けて欲しいと思いつつ予想はしていたものの、あと数ミリでNX2/SX2の幅に達するわけですから、これはもう12インチを搭載すべき幅です。薄くなったNX2として登場したなら賞賛の嵐だったかもしれません。
ですから、モバイルでの使用にとって、厚みなどどうでもいいのです。実用上の使い勝手で重要なのは横幅です。これはもう何度も書いていますが、どんなに軽くて薄くても、横幅が広ければ屋内で使うしかありません。そんなのモバイルでもなんでもない! ならば、Jの後継とか名乗らないでほしい。
しかし、そういう次元のダメ感でないのがAX2です。
とにかく、キーボードが360度倒れて液晶面の裏側になってタブレット形状になるという発想がもうダメです。
タブレット形状で使用する際は、キーボードが底面になるわけですね。パナソニックはこの際OFFになるので入力に問題は無いとか、足があるので少し浮くと言っていますが、タブレット形状時に平坦な台に置くというシチュエーションは稀だし、台に凹凸や突起があったり、汚れていたらどうでしょう? また、腕に持って使用する場合は、必ずキーに触れることになります。 キーボード面が汚損、破損、擦れる等々、そんなことが考えられる状態で使いたくない。 そもそも、キーボードというスイッチがたくさん配置されてる面をそういう状況に置くというメンタルがもう信じがたい。
Let's note AX2のこの仕組みを考えた人は、絶対に技術者じゃないでしょう。さらに、物を大事に使うとかいう感性は無いに違いないです。
VGAや有線LANとか、電池駆動が長いとか使い手の身になって考えられているところもあるのにとても惜しいPCだ。タブレット形状になるとか考えず、普通に薄いだけなら良かったのに。
そう思います。
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